不倫、片思い、終わった恋などの過去を清算すると、残るのは自分だけです。自分だけだと寂しいです。

寂しいから、孤独を回避したくなります。寂しさを紛らわすために、私たちは通常3つの方法をとります。

1つは家族、2つ目は友だち、3つ目は仕事です。ですが、どれも解決策にはなりません。

1つ目は家族。いつまでも自分を愛してくれる両親は確かにいます。でも、現実を見てください。親は先に亡くなります。これは避けて通れません。30年くらい先には亡くなってしまう。その後はどうするのですか? 先に亡くなるご両親は、あなたの結婚を願っています。子どもを産んでくれて、自分の遺伝子が将来受け継がれてくれることを願っています。最大の親孝行は結婚して重どもをもうけることであると、口には出さないにしても、心の中では強く思っているはずです、それが人間の根源的欲求なわけですから。

第2に、友だちです。友だちは助け合う友人でもあり、ライバルでもあります。どの面を見せるかという問題なのです。自分に置き換えてみてください。もし自分に恋人がいなくて、急に親友に恋人ができたら、どう思いますか?

一方で祝福したい気持ちがあるでしょうが、他方で寂しい気持ちもするのではないでしょうか。その寂しい気持ちと常に対峙しなければならない関係なのです。友だちとは遺伝子を共有しない、利害関係で結ばれた仲です。その点を心得ておかないと、ある日突然1人になってしまうことがあります。

第3が仕事です。仕事は孤独を紛らわせてくれます。忙しければ忙しいほど、孤独感、寂寥感から解放してくれます。でも、仕事も永遠に続くとは限らないし、仕事に裏切られてしまうことがある。「仕事と結婚した」からといって、仕事から離婚させられることもあるわけです。

先述した両親と友だちよりも頼りにならないものです。仕事べったりになればなるほど、頼りにならないものと気づくはずです。

一般的に言って、この3つをバランス良く配備している女性は、「おひとりさま」の暮らしを楽しんでいる人が多いのも事実です。なぜなら、本来なら恋愛に傾けるべきエネルギーや時間、お金などをすべて自分とその周辺のためにつぎ込んできたからです。

そもそも、女性は男性に比べると、プライベートを充実させることが得意です。休暇を活用して海外旅行にフラリと出かけることにも慣れていますし、アフター6にワインスクールや英会話教室などの習い事をする余裕があるのも女性のほうが圧倒的に多いでしょう。女性をターゲットにした有名レストランのコースや、エステのっいたホテルのお得なプランも数多くあります。

そういった自分を楽しませるための娯楽が、恋愛以外にもたくさん存在しているために、お金と時問を費やしたからといって同等のリターンがあるとは限らない恋愛に対して、消極的になっています。

とはいえ、出発点はこの3つがいずれはなくなってしまうという現実。

親もおらず、友だちもおらず、仕事もない自分。

「恋愛や結婚を考える」とは、そこがスタートです。この点をじっくり考えると「家族を持つ素晴らしさ」が自然と見えてくるはずなのですが、いかがでしょうか。